ゆたかどうわかんうめのゆたか作 |
漢字混じりの童話|ひとりでよめるひらがなのどうわ |
|おかあさんのうみ|すずんでいたからすへび|がけのうえのはなばたけ|はりやまのはな|くろいとうのうえ|まほうのよる| |
まーちゃんは、
きのうから
かぞくみんなで、
おじいちゃんと
おばあちゃんの
いえに
あそびに
きて
います。
おじいちゃんの
いえは、
げんかいなだと
いう
うみの
そばに
あります。
まーちゃんの
いえは、
うみが
ちかくに
ありません。
だから、
いつも、
あそびに
くるのを
たのしみに
しています。
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ばんごはんの
ときに、
おじいちゃんが
いいました。
「みんな。
いまだと、
あかい
きれいな
つばきの
はなが
いっぱい
さいて
いるが、
あしたは
やまに
みに
いくか?」
すると、
おかあさんが
いいました。
「あら、
ちょうど
いいときに
あそびに
きたわね。
みんなで
いって
きたら?
めを
みはるくらいに
まっかな
はなが
いっぱいで、
そりゃあ
きれいよ。」
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「わたし、ともだちと
もう
やくそく
しちゃった。」
と、
おねえちゃんが
いいました。
おにいちゃんも
いいました。
「おれ、
あ!
ぼくも
やくそくしちゃったよ。」
おにいちゃんは
『おれ』と
いって
おかあさんに
にらまれたので、
あわてて
いいなおしました。
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おねえちゃんも、
おにいちゃんも、
もう、
ともだちと
やくそくを
しているので、
やまに
いけません。
でも、まーちゃんは
だれとも
やくそく
していないので、
よろこんで
ついて
いくことに
しました。
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