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ゆたかどうわかんうめのゆたか作 |
漢字混じりの童話|ひとりでよめるひらがなのどうわ |
|おかあさんのうみ|すずんでいたからすへび|がけのうえのはなばたけ|はりやまのはな|くろいとうのうえ|まほうのよる| |
「そうだ。
せっかく
きたん
だから、
ここに
こられた
ときだけ、
とくべつに
できることを
おしえて
やろう。
こっちに
きて
ごらん。」
おじいちゃんは、
つばきの
はなを
そっと
とって、
みつの
すいかたを
おしえて
くれました。
はなを
とって、
がくの
ほうを
くちに
あてて、
チュウッと
すうと、
くちの
なかに
あまい
みつが
ひろがります。
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まーちゃんの
あたまの
なかに、
いもうとの
ちーちゃんの
おしゃぶりが
うかびました。
つばきは、
おいしくて
きれいな、
はなの
おしゃぶりみたいです。
「あはは。
ちーちゃんの
おしゃぶり
みたいだね、
おじいちゃん。
ぼくも
おじいちゃんも
あかちゃんみたいだ。」
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まーちゃんは、
むちゅうに
なって、
つぎから
つぎに
いくつも
すいました。
はなの
みつが
こんなに
おいしいなんて、
ぜんぜん
しりません
でした。
まーちゃんは、
つばきって
すごいなあ、
と
おもいました。
きれいだし、
やくに
たつし、
みつは
こんなに
おいしいんだ。
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おじいちゃんの
いえに
かえって
きても、
まーちゃんは
まだうれしくて
たまりません。
おばあちゃんも、 おとうさんも、 おかあさんも、 にこにこ しながら、 まーちゃんの はなしを きいて います。 ![]() よる、 おじいちゃんちの ふとんの なかで、 まーちゃんが かんがえて います。
おじいちゃんは
いいなあ。
ここ
に
すんで
て。
あしたも、
どこかに
つれて
いって
くれない
かなぁ。
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