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梅之ゆたか著
小説ファンタジー|詩集花筏歌集
朱の楯鉾悠久の一瞬鏡岩.生かすために赤い花葦舟に国の一欠け
万華鏡過ぎゆく時たった一つの褒め言葉彼は言った姉ちゃんの弟手のなかで黄泉路近く

人も社会も矛盾と欺瞞に満ちていて、「ばかやろー!」と大声で叫びたくなる。叫べる環境などないから、文字で発散しようと書きとめる。それで気が済めばそれに越したことはないけれど、それですむことの少ないことといったら・・・。多くの人が人としての道を説く。人の道が人を人たらしめているということに異議はない。思いやりや優しさを失くしたなら、人は人といえるだろうか。人は何のために地に満ちたのか。

花筏(はないかだ)

詩の形はこうでなければならないなどと決まってはいない。人の感動を、感情を、ドロドロとした思いを、和らかく包みながらも強く訴えようとする、それが詩歌になったのだから。日々を取り留めなく綴れば日記になり、理論で綴れば評論やコラムになる。自然や物事に例え、リズミカルで象徴的で、これは詩だといえば、それは詩といえる、それで良いのだろう。思いつくままに、あるいは、取りとめもなく、歌うように、泣くように、怒るように、畏れるように、時々の心の動くがままに。文字にしていくと、不思議に落ち着いてくる。それにつれて、頭の中も整理されていく。どうせ思いのたけを込めるなら、ただただ怒りや嘆きの言葉を並べるよりも、言葉を選ぶ詩人の気分でも味わうほうが、少しは心地良いかもしれない。

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