疲れて歩みを止めたその隙に 人生という船が 過去という積み荷を こっそりと降ろしていく
僅かでも長く生きろと 生かすために捨てていく 少しずつ あるいは一時に 過去にポッカリと穴があく
取り戻せるのか 取り戻せないのか 誰にわかろうはずもない
心が壊れるその一瞬まで 全ては過去にあったのに 生きた証が消えていく