言 う	そうは言わないが…。真実を言わないと後で後悔する。言わぬが花。真実を言おうとして迷う。 実を言いますと…。何と言って良いのか。考えなしに言ったりすると後で後悔する。言った後から後悔する。 文句を言う。小言を言う。 言う事を聞かせる。言う事成す事に腹を立てる。 言えば喧嘩になる。胸の内を言えれば悶々とはしない。 もっとはっきりと言え！ 言わせたいのか、言わせたくないのか。それを私に言わせるのか。無理に言わせるのは楽じゃない。 言われたことが身につくと、言われなくてもやれるようになる。言われてみて思い当たる。 無理に言わされると恨みたくなる。 無理に言わせられたとしても、悪者にされるのは実際に言った人間だ。 その点については、そうも言えるが、こうも言える。口に出して言えない思い。 後で困るといけないから、無理には言わせられないよ。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

打 つ	心を打たないと人は動かせない。それで手を打とう。 それで手を打ちませんか。打って出る。子供が頭を打ったりした後、泣かない時は危ない。 電報を打つ。手を打つ。 今が手を打つ時だ。脈打つ心臓。 今手を打てばまだ間に合う。打てば響くように答える。 ホームランを打て！ 柵に杭を打たせる。打たせて取る。 ホームランを打たれる。頬を打たれる。出る杭は打たれる。胸を打たれる。 ボール玉を打たされてアウトになった。 ボール玉を打たせられてはたまらない。 その手は今しか打てない。相槌を打てる程度に把握する。 ボール玉を打たせられれば勝てるかもしれない。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

折 る	茎を折らないようにして苗を植え替える。君のためなら骨を折ろうじゃないか。 端を折ります。折った骨は、若い時には強くなる。今は膝を折ってくれませんか。 話の腰を折る。膝を折る。 折り紙を折る手を見つめる。 自分さえ折れれば済むと判っても、できないこともある。 もっと腰を低く、膝を折れ！ 道を右に折れる。針が折れる。花茎が折れる。骨の折れる仕事だ。 今は我慢の時と、膝を折らせる。 あの頑固者を折れさせたら尊敬するよ。 いつも骨を折らされる羽目になる。 骨を折られる。話の腰を折られる。 事ある度に骨を折らせられる身になってくれ。 この面倒な折り紙を折れたなら尊敬するよ。 自分さえ我慢すればと思っても、折れられないこともある。 枝を折らせられるのはあそこの枯れ木だけだ。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

書 く	不用意なことを書かないように気を配る。解りやすい言葉で書こう。 平易な文を書きましょう。一筆書いて持たせる。絵を描いたり詩を書いたりするのを好む。推論を書いた空論。 手紙を書く。書を書く。コラムを書く。 前もって書く内容を選ぶ。書くことで気持ちの整理をつける。書くのが苦手な筆不精。 書を書けば気が静まる。書けば気持ちを整理できる。 真実を書け！ 手紙を書かせる。書を書かせる。地図を書かせる。 手紙に書かれた内容を把握する。落書きを、油性マジックで書かれてしまった。 寄せ書きを書かされる。書かされたものは、真実とは限らない。招待状の表書きを書かされる。 やってもいないのに始末書を書かせられて憤懣やるかたない。書かせられたものは真実とは言えない。 読めても書けない字は多い。書けても書けなくても読める字は多い。 代弁者として書かせられるほどには信頼していない。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

着 る

服を着ないと風邪をひく。これを着よう。 服を着せないと風邪をひく。これを着せよう。 これを着ます。着てみればわかる。晴れ着を着た子供。 これを着せます。着せて食わせる親心。子供に着せた晴れ着。 着物を着る。 式に着る物がない。着る機会がない。 着せる物がない。着せる機会がない。 晴れ着を着れば歩き方まで変わってくる。冬でもコートを着れば暖かい。 晴れ着を着せれば歩き方まで変わって見える。 寒いなら服を着ろ！ 七五三の着物を、ふくれっ面の子供に着させる親。 慣れないと、着物に着られたようで動きにくい。お気に入りの一張羅を姉に着られてしまった妹。 似合わない服を着せられてむくれる。 この服をあの子に着せられるかどうかは、あの子がこの服を好きか嫌いかで決まる。 七五三の着物を、ふくれっ面の子供に着せさせられる美容師。 高価な着物を着られる贅沢さ。自分で服を着られる健康の有り難さ。 子供に高級な服を着せさせられるかどうかは、親の収入による。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

切 る

封を切らないと手紙が読めない。危うく指を切ろうとしたところで手を止める。 不要な枝は切りましょう。切ったり貼ったりする。封を切った手紙。言葉で切って捨てる。 大根を切る。封を切る。電話を切る。言葉を切る。悪を切る。ロープを切る。 空を切る音。身を切るような寒さ。電話を切る時は、相手より一瞬遅くするのがコツ。 混んだ枝を切れば風通しが良くなる。腐れ縁を切ればさばさばする。 音速で風を切れ！ 頭が切れる。縁が切れる。電話が切れる。ロープが切れる。タバコと縁が切れたのは煙害の恐ろしさを知ったから。 縁を切らせる。ゴールのテープを拍手のうちに切らせる。 縁を切れさせる。 封を切られた手紙。身を切られるような寒さ。 手を回されて、縁を切らされる。痺れを切らされた。 手を回すように指示され、縁を切らせられる。 長い髪は勿体なくて切れない。タバコと縁を切られたのは周囲の被害が甚大という事実に罪悪感を持ったから。 大切な髪を切らせられるのは、腕を信用できる美容師だけだ。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

来 る	待っても来ない。来ないならこちらから行こう。明日また来よう。 明日また来ます。来てから確かめます。人が来たりすると警戒心が働く。春が来た。 台風が来る。雨が来る。時が来る。呼んで来る。 そろそろ来る頃だと思っていたよ。来る前に電話をしてください。来る者拒まず。 ここに来ればわかる。来れば良いのに、気の置けない人ばかりなんだから。 春よ来い。ホ、ホ、ホタル来い。呼んで来い。ここに来い。 無理に来させる。付いて来させる。呼んで来させる。 呼びもしないのに来られては都合が悪いこともある。 無理に来させられた。 飛行機なら短時間で来られる。 命令すれば来させられる。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

つ か む	悪運はつかまない。運をつかもう。 運はつかみましたよ…。ロープをつかんで放すな！闇雲につかんだりすると危ない。つかんだ物にギョッとする。 袖をつかむ。腕をつかむ。空（くう）をつかむ。手摺をつかむ。 箸をつかむ手。雲をつかむような話。 運をつかめば成功する。手摺をつかめば転ばないですむ。 運は積極的につかめ。 手摺をつかませる。粗悪品をつかませる。 粗悪品をつかまされた。 粗悪品をつかませられた。 車内のつり革は、子供には高くてつかめない。もう少し枝が低ければつかめる。 もう少し吊革が長ければ、子供にもつかませられる。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

つ か ま る	どこに連絡してもつかまらない。手摺につかまろうと手を伸ばす。 何かにつかまりましょう。手摺につかまって体を支える。浮き輪につかまったりして泳ぐ。枝につかまった猿。 上役につかまる。手摺につかまる。 上役につかまる前に逃げる。つかまる物を探す。 手摺につかまれば転ばない。 ロープにつかまれ！ 手摺につかまらせる。腕につかまらせて支える。 ふいにつかまれて叫び声をあげる。ふいにつかまれれば叫び声をあげたくもなる。 転びかけた子供につかまられる。弱い者につかまられれば助けないわけにはいかない。 転びかけて、手摺につかまらせられる。 もう少し吊革が長ければつかまられるのに。 もう少し吊革が長ければ、子供にもつかまらせられる。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

出 る	答が出ない。出ないと入れない。ここから出よう。今は出られないが、昼には出られる。 昼前には出ます。玄関を出たり入ったりする。出たとこ勝負。真実は滅多に表に 出てこない。 芽が出る。月が出る。暗闇から出る。 慌てて出る前に確認しろ。出る杭は打たれる。 早めに出れば間に合う。 表に出ろ！ 外に出させたいなら、大いに気を引くことだ。 高飛車に出られると、相手が軽蔑すべき人間になる。好意的に出られると気が緩む。 好きでもない飲み会に無理やり出させられるのは面白くない。 今は出られないが、昼には出られる。出られるようなら出よう。ここから本道に出られる。 下手な笛では、コブラを壷から出させられない。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

出 す	他人のプライベートには口を出さない。意見を出そう。 今、車を出します。口は出しても金は出さない。安易に手を出したりすると引き倒される。 小銭を出す。精を出す。口を出す。 ここに出す物を出せ！出す事には出す！いくら出せばいい？ 口に出せば気が治まる。どれくらい出せばいい？ 金を出せ！ 何とか意見を出させたいが、出させられないだろうか。 口に出された思い。出されたゴミは回収される。貝から出されたばかりの真珠。 手持ちがないのに出させられるのは困る。 今は出せるほどの手持ちがない。口に出せない思い。言い出せないでいると機を逃す。 何とか意見を出させたいが、出させられないだろうか。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

取 る	年を取らない。中間を取ろう。 誰でも年を取ります。来た道を取って返す。年を取ったものだ。 年を取る。ペンを取る。手を取る。手に取る。得な方法を取る。実（じつ）を取る。不覚を取る。 年を取る毎に皺が増える。手を取る指に力を込める。実を取ることに長けている。 それを取れば上手くいく。実を取れば枝葉を取り損ねる。 ペンを取れ！ かさぶたが取れる。螺子（ネジ）が取れる。 手に取らせる。不覚を取らせる。責任を取らせる。 有無を言わせず責任を取らさせる。 不覚を取らされた。やってもいないことの責任を取らされた。 これは一本取られた！取られっぱなし。 用心しないと、不覚を取らせられる。 責任を取らさせられる役回りは避けたい。 上手くいけば取れる。駄目押しの一本が取れない。月は取れない。 上手くいけば取らせられる。 上手くいけば取らさせられる。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

見 る

知らぬ振り見ない振り。空を見よう。醜態を見せる。空一面に星が見られる。海の日没が見られる。 今から映画を見ます。プレゼントを見て喜ぶ。映画を見たりして過ごす。映画を見た後で軽食を取る。 アルバムを見せましょう。プレゼントを見せて喜ばせる。アルバムを見せたりして過ごす。 様子を見る。手の内を見せる。 様子を見る限りでは心配ない。手の内を見せるのは後だ。 空見れば満天の星。メデューサを見れば石に変わる。 あれを見ろ！○○マンだ。 人に見させる。様子を見させる。面倒を見させる。 人の荷物を無理に見せさせる。無理に見せさせるのは良くない。 姿を人に見られる。見られる度に女性はきれいになる。見られて腹立つ日記帳。 見たくもない物を見せられて不愉快になる。醜態を見せられる。証拠を見せられる。 人に、他の人の何かを無理に見させられるのは、できれば避けたい役回りだ。 人に、自分の何かを無理に見せさせられるのは、不愉快極まりない。 晴れた夜は満天の星が見られる。日没が見られる日本海。 人には見せられない欠点。晴れ姿を見せられる日を楽しみに励む。 人に見させられる時に見せられるものは、その人が自慢したいものが多い。 人に見せさせられる時に見せるものは、失っても惜しくない程度のものが多い。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る

読 む	本は読まない。本を読もう。 本を読みましょう。ニュースを読んで考える。漫画だけでなく文学全集も読んだりする。日がな一日本を読んだ。 本を読む。風を読む。機を読む。 本を読むことで知識が深まる。詩を読む時は抑揚をつける。 途中から読めば面白い。読めばわかる。 言葉の裏を読め。表情と目の動きを読め。 この手紙を読ませることができれば、読ませさえすれば、誤解は解ける。 心を読まれる。先を読まれる。手紙を読まれる。 無理に読まされる。 無理やり読ませられる。大声で読ませられる。 書けても書けなくても読める字は多い。読めても書けない字が多い。 この手紙を読ませられれば、読ませさえすれば、誤解は解ける。 前頁に戻る｜文例のＴＯＰに戻る