Heaty Pepper TOPページへ
イジメられっ子 REVOLUTION
生きる権利心の形良し悪し身の用心思いの外ClickBox言葉の妙味数と計算

生きる権利イジメ差別イジメ?被害妄想?登校拒否は心の防御アテンションプリーズ?知りたい心、知る権利はぐくむということ人を裁く大人になるということ外を歩く自由清く正しく飢えて死ね?指導者の条件投票するだけで変わるしきたりと人権始まりの無差別攻撃家庭から世界へ敗戦の爪痕ジェンダーの魔女狩りバブル味イッチョー!

生きる権利

生きていても良いことはありそうにないけれど、死んだって良いことなんかありそうもない。人間社会には、そういう気持ちを抱えた人が溢れている。それはどんな生き物にもあるかもしれないが、その気持ちのはけ口に他人を利用する人が溢れていることに、人の社会の問題がある。
いろいろな差別が、すべての希望を引き裂き、外に出る気力までも粉微塵にする。誰だって、そんな思いはしたくない。人は笑えなければ病気になる。くる日もくる日も、そんな思いに苛まれたなら、死んでしまうか世捨て人になっても、誰が責められるだろうか。

イジメっ子は・・・直接殺さなければ犯罪にならない。イジメをほんのちょっと後悔してみせるだけで、みな、《若気のいたり》としてあっさり忘れてくれる。それに味をしめて、建前と本音を駆使してマジメで実直な仮面をつけ、良識ある大人に変身し、社会の中に紛れていく。
大人たちは・・・同情するならまだしも、知ったかぶりに本人や家族を、死者までをも叱咤する。なぜ立ち向かえない!立ち向かわない!弱すぎる!こんな世の中だってわかってるくせに!しっかりしてないから!やり返すぐらいの根性がなきゃ!
しかし、人をイジメるのに根性が要るだろうか?人は煩悩の生き物、正しく生きようとするほど不屈の根性が必要で、なければすぐに煩悩に負かされるだろう。とすれば、根性がないほうはいうまでもない。それを敢えてイジメられっ子の責任にするのは、その愚かさを内心では認めているが、世相に異を唱えるようなことを表立って認めては沽券にかかわる、やぶへびにもなりかねない、という本音のせいだろう。建前の真摯な誠実さに比べ、その本音には誠実さの欠片もない。
やり返せば同じ程度の人間になりさがる、といえなくもない。だからといって、されるがままでいる義務はない。命の危険から身を守るのが正当防衛であるように、自分の人生を踏み潰している相手に立ち向かうのは、生きながら殺されることへの正当な防衛なのだから。あっさりと忘れさせたり、喜ばせたりするために死ぬのも愚の骨頂。絶望のあまりに死んでさえ嘲られるのでは、死に甲斐がないなんてものじゃない・・・あまりにもばかばかしい。
生きる権利を脅かされたとき、声を大にしても権利をないものにされてしまうことは多い。しかし、生きてさえいれば、いつか、認めさせ、償わせることができるかもしれない。何より、何もしなかったような顔をして生きる陰湿なイジメっ子を、そのまま野放しに成人させてはならない。

差別の陰険さ、残酷さは、差別されなければ解らない。教育の内容や方法は全国で統一されているが、教育が統一されれば弊害も同じようなものが出る。当然、イジメに限らず、同じ思いを抱えた人はたくさん生まれている。何が差別の理由になるかなんてイジメっ子の気持ち一つ。今日は無事でも明日は我が身かもしれない。
文明は平和の代名詞では、決してない。社会から差別が消えることはないのかもしれない。しかし、差別を許さない社会を目指さないなら、血で血を洗うような社会になっていく。『赤』と密告されただけで有無を言わさず殺されるような社会、そんな社会に戻したい人間もいるだろうが・・・。
月日は本当に早く過ぎる。心が社会に相対することができるようになれば、閉じ籠もっていた体も自然に動きだす。それまでに、どんな努力が要るかなんて誰に想像や断定ができるわけでもない。しかし、今は助けてくれる親たちも、確実に子供より先に老いて働けなくなる。できれば、その前に動けるようでありたいが、そうなれなくても、二十歳になれば選挙権だけは手に入る。
[ 2006.3.18 ]

前に戻る
このページのTOPに戻る
生きる権利イジメ差別イジメ?被害妄想?登校拒否は心の防御アテンションプリーズ?知りたい心、知る権利はぐくむということ人を裁く大人になるということ外を歩く自由清く正しく飢えて死ね?指導者の条件投票するだけで変わるしきたりと人権始まりの無差別攻撃家庭から世界へ敗戦の爪痕ジェンダーの魔女狩りバブル味イッチョー!

生きる権利心の形良し悪し身の用心思いの外ClickBox言葉の妙味数と計算

イジメられっ子REVOLUTIONWeb読書函MosaicBoxゆたか童話缶ColorfulBox