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大人になるということ

人は限りない理想を抱くが、現実の前にその挫折をくり返す。そのくり返しが人の歴史として記録される。もっとも、全ての人の生涯を記録するなどできないのだから、記録に残るのは、良くも悪くも、社会に大きな影響を与えた場合なのだけれど。
きれい事では社会の荒波に呑まれてしまう。かといって、理不尽に荒波を制すれば、社会を荒ませることになる。きれい事だけの社会なら、どんなに清く正しく美しく生きられることだろう。人は常にそんな社会を欲し、欲しながらも、他より少しでも優位に立とうと、努力、あるいは、画策する。その結果は、目先の利に釣られて道を誤り、社会を荒ませる方が圧倒的に多いが。

努力だけで生きられる社会なら、きれい事で済まそうとして社会の荒波に呑まれてしまうことはない。そこにあらゆる画策があればこそ、きれい事で済まそうとすると、社会の荒波に呑まれてしまうことになる。人は完璧にはほど遠い。子供であろうと大人であろうと、過ちは誰にでもある。問題は、その過ちの解決方法ではなかろうか。
人類はすべて人であり、人として同じく平等であることが、一番、人類すべての幸福につながる。しかし、現代では、理想的とされた民主主義の理想はいつの間にか消え失せ、一握りの人権以外はほぼ無視されている。見れば見えるものを見ないのは見たくないからだろうが、他人を踏みつけにした一時の繁栄など子々孫々にわたる恥でもある。後世の歴史家が呆れるような歴史など、誰だって残したくないだろう。
犯罪においても、現代は、被害者よりも加害者の保護が大きく謳われ、『危害を加えたが勝ち』の図式ができている。被害者は結局泣き寝入りと同様の未来を送るしかない。文明社会であればこそ、加害者には保護と更生の機会を与えるべきだというのは分かる。それはそれで良い。が、それを逆手にとった輩が横行するのではたまらない。
罪は償いによって許されるべきではある。しかし、その結果が償いようのない形で残るなら、ましてや、その罪が事故や正当防衛ではなく、故意や悪意によるなら、生涯恨み続けることも許されるべきではないか。どれほどの理性を持ってしても消すに消せない恨みが残っても不思議ではない。罪の軽重を考えるとき、償えるものであるかどうかを第一義にすべきなのは当然ではないか。そして、その結果が生涯に渡るなら、生涯に渡って償い償われるのも当然ではないのか。
それよりずっと手軽?で『犯罪ではない』イジメやイビリが蔓延るのは当然だろう。実際に傷を負わせて動けない状態にするのは犯罪で、精神的に回復不能にして動けなくしても犯罪にならないのだから、『やらなきゃ損』と思う人間がいるのは不思議でも何でもない。

過ちは誰にでもある。そして、社会的立場が上がれば、求められる有り様も当然厳しくなる。だからといって、張り詰めた糸のような日々を送っていると、切れてほしくない時に切れてしまうものでもある。人には気を緩める時間がなければならない。但し、故意や悪意で人を陥れたその瞬間、どれほどの功績であろうと全て帳消しになる。それは凡人でも偉人でも変わりはしない。
あらゆる力は、使うべき者が使うべき時に使うべき事に使うほど効果が上がる。持て余すほどの力を揮うだけの器量がないのなら、力など持たずに生きれば良い。人には得手不得手がある。例えヒーローでもそれは言える。ましてや、人の上に立つほどの器量は、ないのが普通というものだ。
ヒーローになる器量を持たないことは恥でも何でもない。ある振りをしたところで墓穴を掘るしかない。できることをし、言えることを言い、それなりに社会に貢献すれば良い。大きく役立てる時だって、来ないとは限らないではないか。
完璧ではありえなくとも、でき得る限りでいい。律すべき時に律すべきところを律して生きられるようになることこそ、大人になるということなのではないか。
[ 2007.3.25 ]
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★一言★

人にはどうしても寛大になれないことがある。それは個人の性格によるだろう。その社会の性格にもよるだろう。
しかし、古今東西に共通するものが一つある。それは、その社会の通念上では何も悪いことをしていない人間を、故意や悪意により計画的に陥れること。それだけはどんな社会でも罪としてきた。
ところが、現代ではそれが通用しない。社会は殺伐とし、人を蹴落とさなければ蹴落とされる。赤信号を皆で渡るように手を取り合ってでも蹴落す。一体いつまで続くのか。
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