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イジメられっ子 REVOLUTION
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生きる権利イジメ差別イジメ?被害妄想?登校拒否は心の防御アテンションプリーズ?知りたい心、知る権利はぐくむということ人を裁く大人になるということ外を歩く自由清く正しく飢えて死ね?指導者の条件投票するだけで変わるしきたりと人権始まりの無差別攻撃家庭から世界へ敗戦の爪痕ジェンダーの魔女狩りバブル味イッチョー!

清く正しく飢えて死ね?

平等をかかげる法の下において、法は、第一に、強者の横暴を阻むものでなければならない。第二に、弱者を救うものでなければならない。我欲に走りがちな人も、遠慮しがちな人も、互いに同じくらい譲歩し利するところがなければならない。強者が指導者となるのは世の常でも、不足なき正しいものでは決してない。悪法や貧富の差を、『悪法もまた法なり』『良い人間は不平不満を言わないものだ』として抑えるのは傲慢な戯言だ。
不平等に対しては、不平不満を言うのは当然の権利だし、正すのは次世代への義務でもある。不平不満のなかに、より良い社会への道をみつけるのが強者の義務であり、それを抑えるなど言語道断だ。不平不満が身勝手だけであれば抑えられてもしかたないが、現実には逆のほうが多い。不平不満を言わないのを美徳とする人々の存在は、強者が驕りに過ぎ、だらしないことの顕れではないか。

陰で法を犯すことは犯罪であり、法には触れなくても、人を陥れることは限りなく犯罪に近い。『品行方正とはいえない行い』である宝くじやギャンブルなど、法の網を堂々と掻いくぐってまだ足りないと嘆くやからに比べれば何とかわいいものか。弱者とて地獄ばかりでは心がこわれてしまう。あらぬ夢とはいえ見たくもなるだろう。どちらも過ぎれば身を滅ぼすとはいえ、法を犯す以上の、法の網を掻いくぐる以上の『不品行』は断じてない。
すべてを失っても清く生きろ。しかし、仕事もなく、あるいは、仕事もできず、行政も聞く耳持たないでは、飢えて死ぬしかない。「ならば、親も子も『清く正しく飢えて死ね』というのか。」と問えば、その答えは、何度問うても、無い。何も答えられないのは、まさしく飢えて死ぬしかないからだ。貧しい民は、差別されたうえに清く正しく生きて飢えて死なねばならないのか。何たる傲慢。笑止千万。行政の怠慢極まれリ、だ。
過去には、生きるために死した同胞の肉を口にしなければ生きられなかった人々がいた。どんな思いであったことか。しかし、必死で生きるのは、生きたくとも死ぬしかなかった者たちに対する、生きている者たちの義務でもある。『清く正しく飢えて死ね』などと言う権利が誰にあるだろう。そうしなければ生きられない政治をこそ正さなければ。そんなことしか言えないほど無能なやからが政治を左右すれば、社会が荒む一方になるのも当然だろう。

『諭す者達』は言う。例え法に反せずとも『品行方正とは言えない行い』であるギャンブルをしてはいけない、と。暮らせるだけのものがあればそれもできよう。ないからこそ何とかしようとジタバタするのではないか。しかし、法の網を掻いくぐり弱者を陥れる『不品行』の輩たちは後を絶たない。弱者の『品行方正とはいえない行い』程度を『不品行』として断罪する前に、その輩たちをこそ、まず徹底的に断罪し完璧に潰しておかなければ、弱者は立ち直れない。それをしないのは、それが封建時代を模倣した意図された差別だからではないのか。
どんな諭も、道がないなら、どれほど静かで上品であろうとも罵倒にすぎず、諭にはほど遠い。現実は、法の下の平等など影も形もない。正しい者が陥れられる。優しさを見せれば死ぬまでイジメられる。法の網を掻いくぐった犯罪者や犯罪者もどきが善人然と富み栄える。積み木ではないのだから、上を正さずに下だけを正しても真っすぐには立たない。細い人倫の糸にぶらさがった人の世は、上を正してこそ足元にまでそれが及ぶ。工作でもすれば子供でもわかることを行政が無視しているのだから、国が荒れるのも当たり前だ。

行政に携わる者が、そんな犯罪や犯罪もどきの『不品行』を黙認し、自らも競い、弱者の犯罪にもならない行為をこれ以上ない『不品行』としてあげつらう。その有様は、行政が、己の不正から国民の目を眩ませるために、違う重箱の隅を突いているとしか見えない。国会の質疑応答も同様で、せっかく世界に名だたる治安の良い国に生まれながら、みすみす堕落させるなんて何とも情けない。
しかし、これだけの民がいる国なのだから、素晴らしい人材が埋もれてはいないだろうか。国も社会も、『不品行』のやからすべてを排斥すれば、埋もれた人材が頭角を現すのではないだろうか。『不品行』のやからが自らそうすることは絶対にないだろうが、投票による選挙を第一歩とすれば、末端の行政にまで広めることができる。細い人倫の糸に連なる国民の正義への熱意次第だけれど。
[ 2006.11.13 ]
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★一言★
今、飢える心配がなく、権力と富のどちらかが手に入るなら、権力を選ぶ。権力には必然的に富が集まるが、権力のない富は奪われるから。権力は富を奪うことができるが、富は権力を奪えないから。
社会を発展させる原動力は私利私欲といえる。日本人にとって、私利私欲といえば聞こえが悪いが、突きつめれば、日々の精進でさえ私利私欲といえる。眉をひそめる者も私利私欲で生きている。誰もが私利私欲の中で生きている。一点の曇りもない人など一人もいない。生あるかぎり利欲の闘いが続く。一人で、あるいは、手を組んで闘う。
そんな中では、悪意で人に大きく害すること(殺傷、差別など)さえしなければ、人としては最良といえる。自分はそんなことはしていない。そんなことはしない。そんな小さな自信は不安な足もとの支えになる。
夢でみるように大成できなくても。健保も家もないビンボーでも。比類ないうっかり者でも。異常な変わり者でも。なぜか嫌われ者でも。けっこうな意地悪でも。とんだ無作法者でも。
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