Heaty Pepper TOPページへ
イジメられっ子 REVOLUTION
生きる権利心の形良し悪し身の用心思いの外ClickBox言葉の妙味数と計算

生きる権利イジメ差別イジメ?被害妄想?登校拒否は心の防御アテンションプリーズ?知りたい心、知る権利はぐくむということ人を裁く大人になるということ外を歩く自由清く正しく飢えて死ね?指導者の条件投票するだけで変わるしきたりと人権始まりの無差別攻撃家庭から世界へ敗戦の爪痕ジェンダーの魔女狩りバブル味イッチョー!

育むということ

人が人を育てることの重大さが、どれほど重視されているだろうか。人が人を尊重するには、尊重されるうれしさを知っていなければならない。そのためには、人ははぐくまれて育たなければならない。それをどの程度の親が実行でき、あるいは、実行できる状態にあるだろうか。

『誰にも笑いかけてもらえない赤ん坊は死んでしまう』というのは、育む環境がないからだろうか。子供に笑いかけずに育てていないだろうか。誰だってわかってはいる。どんなに辛かろうと、貧しかろうと、親は、子に心から笑いかける時がなければいけない。自分の子供を《人》として育てたければ、どんなに泣いても嘆いてもいいから、子供に優しく笑いかけるときがなければいけない。子供が人を尊重できるようになれるようにと、子供に、尊重されるうれしさを知らせなければならない。
しかし、親が笑えない状況に追いこまれ、笑いを失くしていないだろうか。最低限の親の条件であっても、可愛い子供に笑いかけ慈しみたくても、笑えなくなってはいないだろうか。子に心から笑いかけることができないと思うから、自分の子供をそんな中で育てたくないから、子供をあまり生まなくなったのではないだろうか。

一般に、大人が子供に、頭ごなしに禁止をすることは多い。しかし、怒られる理由が納得できていないばあいは何の効果もなく、不満だけが残る。《三つ子の魂》が作られている間にも、こういう、説明のない要求ばかりを押しつけている大人は多い。
しかし、子供の理解力は大人が考えているほど稚拙でもない。かえって、大人のほうが頑固に過ちを認めず、自分を守るために悪くもない人を貶めたりするものだ。
それに比べると、子供は、子供の年齢に見あった言葉で話すと、驚くほどすんなりと、自分が悪かったと納得し認める。しかし、納得してすぐに身につくものでもない。《三つ子の魂百まで》といわれるように、大人の潜在意識に隠された《三つ子の魂》には、環境の影響は殆ど届かない。だからこそ、《三つ子の魂》により多くを籠めるべく、子供がわかる言葉でわかるように導くことが非常に重要になる。
それを理解しない大人は多い。妙なところで自立心を持ちだして、なぜ悪いのか自分で考えろという。わからないから禁止されるようなことをするのに、説明もなしに、なぜわからないのかと叱咤し、馬鹿にし、規律で縛ろうとばかりする。
子育てが、叱咤すればいいだけなら、こんな楽なことはない。ペットだって怒るだけや暴力では躾けられないくらい、誰でも知っているのに、なぜ、子供に対しては、平気でそれがなされるのか。ペットに慎重にできるのなら、人である子供には、当然、より慎重にできるだろうに。

もっとも、大多数の庶民は暮らしに喘いでいる。子育てのできる場所と笑顔を持てる親が一体どれくらいいるだろうか。子育ては、確かに親の義務ではあるけれど、できることとできないことがある。
国は国民のためにあり、国民が生きやすい環境を作り維持する必要がある。政治家は、そのために国民から選ばれる。しかし、その政治家が、国の大多数を占める庶民の暮らしを切り捨てれば、庶民は子供を減らすしかない。そうなれば、その穴埋めに、庶民の上に座する誰かが、庶民に落とされていくことになる。
その大多数を足蹴にしながら国を維持しようとする政治のありようは、民主主義の仮面を被った、富裕層による圧政に見える。中流を自認する大多数の庶民が、これを解っているようには見えない。それとも、自分と自分の家族は、他人を陥れ、蹴落としてでも、絶対に落とされるものかと爪を研いでいるのだろうか。
[ 2006.3.18 ]
前に戻る
このページのTOPに戻る
★一言コラム★
人の心には善があると心のどこかで信じている。だからこそ生きられる。死を選ぶということは、それを信じる気持ちを、周囲の誰にも感じられなくなったことを意味する。『わたしは、できるかぎり精一杯、あなたを守っているよ。あなたが生きているだけで嬉しいよ。』と感じさせてくれる誰かがいなくなったら、人は生きる喜びを持てるだろうか。

辛い目にばかり遭っていると何を見ても無感動になる。笑いかけられない赤ん坊は長く生きられないというが、大人だって笑みのない人生であれば肉体までが病み衰える。
習わなくても学べるものは
・・・・・・見る、聞く、歩く、触る、感じる、喜怒哀楽、知識など。
教えられてこそ学べるものは
・・・・言葉、忍耐、道徳、知恵、技術など。

習わなくても学べるものは学ぶ気があれば学べる。しかし、教えられてこそ学べるものは教えられなければ学ぶことは難しい。子育ての重点はそこにおくべきではないか。
★こころ★
お母さんの大事大事よ。ほら、お兄ちゃんも大事大事だって。よかったねぇ。

遊びに来たよその子供が不思議そうに聞く。

「おばちゃん、なんで訳を言いながら叱るの?」
「…。何で叱られるか分かったほうが良くない?ただ叱られるほうが良い?」
「分かったほうが良い!」
「そうでしょ。だから、何で叱るのか言いながら叱るのよ。そしたら、何が悪いのか分かるから、またしないように気をつけられるでしょう?」

体も心も子供の目線であれば叱る回数はグッと減る。
ほら、騒がないのよ。み〜んなどこか痛くて病院に来てるのに、我慢して静かにしてるでしょう?痛いのすっごく嫌でしょう?頭が痛いとき、大きな声がして平気?足が痛いとき、誰かがドタバタ走ってても平気?ぶつかるんじゃないかな?って怖くない?
だから、静かにしてようね。そしたら、お母さん、お母さんの子供はとってもお利口さんだなって思って、とってもうれしいよ。
お利口さんね。でも、元気だから、たくさん我慢するの、すっごく嫌よね。
だからね。遊びたいの我慢して、お利口さんにできたら、お家に帰るとき、ご褒美にアイスクリーム、買って帰ろうね。
前に戻る
このページのTOPに戻る
生きる権利イジメ差別イジメ?被害妄想?登校拒否は心の防御アテンションプリーズ?知りたい心、知る権利はぐくむということ人を裁く大人になるということ外を歩く自由清く正しく飢えて死ね?指導者の条件投票するだけで変わるしきたりと人権始まりの無差別攻撃家庭から世界へ敗戦の爪痕ジェンダーの魔女狩りバブル味イッチョー!

生きる権利心の形良し悪し身の用心思いの外ClickBox言葉の妙味数と計算

イジメられっ子REVOLUTIONWeb読書函MosaicBoxゆたか童話缶ColorfulBox