久しぶりに燃えた選挙からほぼ1カ月。見える景色も徐々に変わり、光明は意外に感じられず、微かに漂うもやもや感。海の向こうでも、権力の横暴を非難するのに、日本では耳にタコの「遺憾砲」で対抗しているらしい。「遺憾砲」で対抗できるものなのかしら・・・打てる時に本物を打っときゃ良かった・・・なんてことにならなければ良いけど・・・もろに火の粉を被る日本としても他人事じゃないのに、日本人にはどうしようもない。そんな海の向こうに連動するように、日本では、暗殺に便利な、輸血で溶けて証拠が残らないガリウム弾なんてのが囁かれてるし、残るはプーチンさんだけ、なんてならなきゃいいが。

そして、もやもや感の元凶。無類のお人好しなうえに洗脳されて育った日本人という同胞に囲まれているから、失念してしまっていた。そう、日本の政官業はやたらめったら友好団体を作るのが大好きだけど、「外交の目的は友好ではなく国益」なんだと言う、動画内の一言であっさり解決してしまった。そう、国益そっちのけで友好にのめり込む思考回路が、心底、何よりも嫌いだったのだ。ということで、またエールを送りたい人が減ってしまった。（−−；）

そして、敢えて言うまでもなく、宗教は、旧約聖書を起源とする宗教が殆どだと言われるけれど、全ての信者は「神の子」であり、新たに入信した信者が例え日本人でも、自動的に、入信した神様の子になり、「天皇の赤子であり大御宝」ではなくなったことになる。それが宗教というもので、それでも、国籍を変えない限り「日本人」ではあるのだけど・・・「天皇の赤子であり大御宝」ではないという事実は変わらない。一旦入信したが最後、死ぬまで信仰を変えられなくなったり、変心を認めない思想団体だってある。

これって、日本と皇室にとって未曽有の大問題では？大戦前は列強による宗教を利用した植民支配、今度は精神支配を目指す思想や宗教によるネオ植民支配の到来？中共が指1本動かせば核の雨が降り注いでくる日本は、正常化バイアスに逃れて議論に花を咲かせてる場合じゃないでしょう？こうなって当たり前だと悟って焦った時もあっただろうに、未だにせっせと貢ぎ続ける政官業・・・もう、「考える人」であるはずの「人」の枠から、思い切り外れてませんか？

先日の暗殺事件の記憶も鮮明な今ではあるが、そこに関連したことで世間を賑わせている宗教が契機になり、ふと気になったことがある。神道には経典は無いが、我が国は、その最たる祭主である天皇を元首とする神国だ。が、我が国は古くから信教の自由を認めていて、神道系の宗教もあれば、様々な仏教もある。神仏混交が長く続き、上手く住み分けのような形態ができたことで、国を二分するような争いは起きなかった。

ところが、大虐殺と占領政策で何の文句も言えないでいるうちに、少数派でも神道と相容れない異教徒が増えた。代表的な宗教は創価学会と統一教会、思想信条まで含めれば、極端な全体主義や共産主義がある。創価学会は未だに良く分からないが、統一教会は、故岸信介元首相とお仲間が創価学会と競わせようと“招いた”というのだから、恐いものなしだったわけだ。CIAのエージェントだったというのが事実なら当然か。後世の日本人がどんなに憎んでも憎み足りないと思おうと・・・自身の孫がその凶弾に斃れる未来が来ようと・・・その理念が我が国の政財界を乗っ取っての“挙国”だとしても・・・。

それに、何というか・・・教団名の変更に偽装しか頭にないというか、目まぐるしく変わる教団名に良く信者が付いてくるものだ。何より、○○友好協会、○○家庭連合、○○財団、○○CARP、世界日報などなど、それと知っていれば、安心を誘う意図が丸見えなのだけれど、知らなけれ簡単に引っかかりそうで恐ろしい。ちなみに、キリスト教ではなく、ユダヤ教を起源としているとする説を目にした時は、固まってしまった・・・統一教会関係者の影がチラリとでもしたなら確定と、脱兎のごとく逃げるべし、近寄るべからず、だ。

しかし、ネットで検索してみても、彼らは確かに全体から見て「少数派」であるのに、金と権力の世界においては「多数派」を占めているのはどういうわけだろう。洗脳教育の結果だとしても、まだ望みはある…と思いたいが、我が国の最たる祭主であり元首である天皇および皇室の「全て」が、次代の天皇を決める権利さえ、我が国の神仏と相容れない宗教や思想信条を持つ人々に牛耳られている現実を知った時は頭が本当にぐらっとしたかと思ったくらいに衝撃を受けた。

皇室の存続を喜ばしく思わない人々こそが、戦後の皇室の「全て」を決めてきた！？これからも決めていく！？そんな人々が、私たちを大御宝と慈しんできた天皇と皇室を護ってくれる！？日本人でなくとも「存続させるわけがない！」と断言するに決まっている。皇室周辺が異常に喧しいのは当たり前だ。存続を望むどころか、壊したい人々こそが皇室の未来を決めているのだから。

旧皇族の復帰にしても、インドを占領したイギリスが王女を最下層に堕としたのは良く知られた話だし、大虐殺の末の占領であろうが、軍同士の戦争の結果であろうが、彼らが神に嘯（うそぶ）いてでも勝ちたい理由はそこにある。昭和天皇様が「私はどうなっても良いから、国民を飢えから救ってほしい」と仰って全財産を差し出された際、マッカーサーは当然全皇族の財産を要求しただろうし、ＧＨＱは臣籍降下後の元皇族を公職には就かせなかっただろうし、誰からの支援も得られずに飢えて死ぬ元皇族を見られると喜んだだろうとは、誰も思わないのか？

豪農でもないのに農地改革で土地の殆どを取られ、働こうにも慇懃無礼に断られ、残る土地を耕す鍬も力も知識も無く、僅かなクズ米やクズ芋に交換するしかなかったのが“底辺管理層”で、裕福とは言えないところから極貧に落とされたことを思えば・・・誰の手も借りられず、ただただ清く正しく慎ましく生きようにも術はなく、飢えて死ぬばかりに苦しむ妻や子らがいたら、善良そのものの囁きに聞こえたり、紛うことなき仏の声に思えたりしないと、誰が言い切れる？戦後は、誰もが形振り構わず生きたものだが、過去を咎められない庶民の方が遥かにマシではないのか？大学にまで行けて。元皇族や公職追放や公職追放同様の扱いを受けた人々を非難する資格が誰にあろう。

世界には様々な国際団体があるが、検索すれば概要が分かる団体は多い。創立者、総裁を始め、名簿も閲覧でき、理念や活動内容までわかる。表面的には、だけれど。そして、ほぼ一様に、あまねく参加を呼び掛けている。創立者や名だたるメンバーが、ほぼ富、権力、権威を持つ人々なのは仕方がないのかもしれない。人を惹きつける力がそうしたものの上にあるからだが、日本人にとっては、非常に有難くない履歴を持つ人々が多数見られるのも事実だ。だからではないが、日本を自衛戦争に追い込んだ張本人やそのお仲間が名を連ねる団体には、世界史でお馴染みの裏や闇が必ずのように目に付く。そして、本能的に、その下に名を連ねる人々を、決して信じてはいけないという気がする。

覇権を夢見る人々は世界史の暗部をなぞるように繰り返してきた。ネット社会の今も、堂々としていて隠されていないから、それと知って見れば窺い知れることもある。が、しかし、神代とされる昔から世界史に見る覇権とは無縁だった我が国の、宮家までもがその渦中にあるとは思いもしなかった…。全体主義や共産主義は、支配や覇権は、それほどに蠱惑的なのだろうか…。庶民にも陰謀論のレッテル張りが大好きな人がとても多い…植民地政策全盛時に、まずお花畑化したキリスト教を広め、抵抗しないように洗脳してから侵略したのと同様に、洗脳され済みなのかどうかは判らないが。

思えば…もう何年前になるか、平成の御代に、とうの昔に破綻が証明されていたはずのジェンダー思想がご進講に上ったと知り、思わず画面を凝視し、言葉が出なかった。そのいくらか前に、男女の子供を実験台にして成長させていた人物が完全に破綻を認めたというのを何かで読んでいて、ジェンダー思想の破綻は世界的に周知の事実になっていると思っていたからだ。何ておぞましい実験を幼気な子供を使ってやったものかと怒りを覚えたと記憶している。そんなものがご進講に上ったという現実があまりに信じられなくて、恐ろしく感じ、驚いたのだ。どういう内容だったのかしらと、今でも思う。今では世界中に浸透しているらしいのだから…洗脳は本当に恐ろしい。当時は知る由もなかったが、少なくとも平成の御代から、日本中で、倫理と秩序の破壊が、全体主義思想が、俗にいうポリコレを手始めに、浸透し始めていた？

ところで、日本には、古くから、皇室を護る盾の一族がいると聞いたことがあるが、本当に？と首を傾げたくなるのがこういう時だ。GHQに滅ぼされたのだろうか…？

「真面目なメディア」だというカナダのグローバルリサーチが載せていたそうだ。カナダのオタワ大学の名誉教授でもある経済学者ミッシェル・チョッスドヴスキー教授による、「1945年、アメリカは「ソ連の主要な66都市をすべて核兵器で消し去る計画」を実行直前まで進めていた。」というもので…日本への原爆投下はそのための実験だった…というのが何とも…真偽はともかく、それをプーチン大統領が知らないわけがない。世界史をかいつまんだだけの身でも、ありえないなんて思えないほど、世界史はあまりにも暴虐に満ちている。今は違うなんて、とてもじゃないが言えない。

そして今、ロシアがウクライナに侵攻している。YouTubeはロシアの国営メディアだけを止め、ウクライナ側の情報は容認している。日本人としては、条約破りに火事場泥棒にシベリア抑留と、恨み骨髄だからロシアを善とは思えない。思いたくない。もっとも、そのロシアを米国が軍事的に後押ししていたというのを読んだこともあるが。

とはいえ、先の大戦で、世界が米国の参戦を望む中、不戦を掲げて当選したばかりだった米大統領が、参戦理由がほしいという理由だけで、我が国を自衛戦争へと追い込み、丸腰の庶民を標的に、複数の原爆を落とし、複数の地域で狩りさながらに追い込み焼夷弾を落とした。これがジェノサイドでなくて何なのか。世界史上最大のジェノサイドだ。後付けでどんな理屈を付けようと、誰にも、人ならずとも変えられはしない。占領後にもまた落とすぞと恫喝し、未だに、「日本人弱体化計画≒新植民地政策」で日本人の知を抑圧し続け、富を奪い続け、世界のATMにしてもいる。

ネットではロシア非難が多数派に思える。が、日本人は最たるジェノサイドの被害者の視点で世界を俯瞰すべきだ。

また、世界は大差がないというべきか、ウクライナの歴史は近隣の某国に似ている？アゾフ大隊のようなネオナチ武装集団こそいないし、親日政権などできたことがないし、最新で関わった点は同じでも、ウクライナは力による支配で、某国はその国王の懇願で併合という違いは大きいが。政府が他力本願で、民草の意をガン無視なのは同じ？まあ、日本人も、占領政策で悪酔いしてて、大多数が他力本願だけど。

ウクライナの現政権は、ロシアによるクリミア併合前からの、アゾフ大隊などのネオナチ団体によるロシア人迫害はちゃんと認めている。被害者数には大きな差はあるが、聖者ならぬ勝者が真実を隠すのは歴史に学ぶまでもないし、時の政権が功労者たるネオナチを優遇するのも当然だろう。それでも、和解が誰と誰の間のものであれ、口約束であったとしても、非常時であればなおさら、多国の国家の代表同士の和解に関する発言であり、“会話の記録”は、一言一句、全てを公的文書として残して然るべきだ。世界秩序への“背信行為”？端から騙す気だった？

人は、動物と違い、さらなる酒池肉林を求めて際限なく酔い痴れ驕ることができる知的生命体だ。が、それを極めた先にあるものは、寓話の歌詞にあるような、“己以外には、誰一人、如何なる者も許容できなくなる”、だろうに。┐（ーー）┌