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ろくでなしブルース

誰だって背負い切れないものはある。頼る人も助けてくれる人も皆無では、どれほど優れた可能性を持っていても、社会で秀でることはできない、いや、底辺に落ちていくしかない、といっても言い過ぎではない。

例え優れた人でも、その人を知る人達が、家族が、「あの人は頭が良いんだから、何でもできて当然なんだから、手助けなんか要らないよ。」と言って、誰も全く手助けしようとしないとどうなるか。その人を知らない人達は、『こんな時にさえ誰も手助けしようとしないなんて、余程助ける価値のない人間に違いない』と、往々にして見るだろう。するとどうなるか。その優れた人が優れた部分を発揮するどころか、ただ普通に生きられる可能性さえ、ほんの少しの手助けがある場合に比べて、殆ど無いに等しくなる。
また、家族が全く助けないことは殆どないが、家族だからこそ『違う』ことを許さないこともある。『違う』ことで家族に拒否されると、家族は滅多なことでは見放したりしないという常識が災いして、『家族にも見放されるほどのろくでなし』として、社会生活全てにおいて、その言動や行為を色眼鏡で見られ、悪くしか取られないようになる。無条件の愛情で結ばれているともいうべき社会の最小単位である家族が、見放した、嫌っている、それだけで社会が爪弾きにする理由になるということだ。

手助けなど不要だとして手助けしなかった人が、何でも一人でやって当たり前として手助けしようとしなかった家族が、その人の社会からの脱落を願っていなかったとしても、結果的にはこれ以上ないくらい足を引っ張っているわけだ。頼られる人や家族は、頼られた段階で、あるいは、家族であるというだけで、思いがけない《力》を持っていることになる。
また、他人であれ、家族であれ、自分より抜きん出た人間を疎み、手助けなんかしてやるか、邪魔ならしてやるが、と言う人間が多いのも現実だ。保証人だけでなく、ちょっと顔を貸すのも誰がしてやるものか、という人が増えた現代。それは、家族という小さな社会も同様だろう。現代のホームレスの中には、そんな仕打ちを受けた人も結構いるのではないだろうか。

可愛がってくれた人が病気になったから見舞いに…というのも、相手が伝染性の病気の場合は、幼いほど抵抗力がなく感染しやすい。病気にでもなればいい、とばかりに、可愛がってもらったんだから見舞いに行け、と言われたり、怪我でもすればいい、とばかりに幼い子供に危ないことをさせるなら、幼ければ幼いほど抵抗できない。
それをさせたのが、大人であれ、子供であれ、それでその子が将来を失っても、誰も罪に問われはしないだろう。敗戦後の混乱期とは違い、今は医学が発達してもいる。しかし、障害が残った場合、それを背負って生きる未来は悲惨に過ぎる。ただの腹立ち紛れや意地悪のつもりが、道徳的には犯罪と言えるほどの大事になるかもしれない。

《人倫》という言葉が浮かぶほど、自分にとって負担に思えることもあるだろう。どうにも助けてやれないこともあるだろう。しかし、時に応じ、自分が持っている《助ける力》に応じ、人や家族を助けることこそ、人として家族としての『仁』であり、『徳』ではないか。それをしようともしないのは、人の道《人倫》に外れると思えてならない。
人を助けるのを拒絶するとき、持っている力にもよるが、人の社会に生きる者として、それは拒絶に値することか、社会からも拒絶されるに値することか、熟考する責任がある。人が、ただ単に意見が合わない、だらしない、気にくわない、という程度で、社会から爪弾きされるようになりかねない道を選ぶとき、そこには少なからず悪意がある。それが身内であれ、他人であれ、身近にあれば、いずれその矛先は我が身に及ぶ、かもしれない。
[ 2007.2.9 ]
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