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使えないことば?

ことばは意味を伝えるためにある。軽くあしらわれがちな流行語でさえ、誰にも必要でなければ生みだされはしない。すべてのことばに生まれた経緯や使われる理由がある。どんなに多くの人が忌み嫌うことばでも、時と場合によっては、使わざるをえないときがある。使うべきときもある。
そもそも、ことば自体に意思はない。慇懃無礼ということばがあるが、使う人の意思次第で、どんな褒めことばも嘲りのことばになる。また、差別用語とされることばでも、ことば自体には差別の意図はない。それが差別に使われるから差別用語のように思えてくる。しかし、他にことばがなければ、差別に使われるのは腹立たしいが、受けた差別を説明しようにも、そのことばを使わずに表現するのは難しい。
その時と場に適していて、それを一番よく表現できることばを使わずに、どうしてよりよく表現できるだろうか。使ってはいけないと禁止するだけでは、頭隠して尻隠さずで、なんの解決にもならない。

権威ある人が人格の高さを感じさせることばを惜しげなく披露するのは大いに尊敬にあたいする。しかし、権威は権力や傲慢と同意語ではないが、たいへん仲がいいい。権威ある人のたった一言の非難めいたことばは、その一言に関連するすべてのものの非難につながりかねない。その言動が取りざたされるのは少なからずその懸念があるからでもある。
話しことばでもよく耳にはする。そして、耳にしていながらも同調してしまうのが人でもある。書物であっても、権威ある人のことばとして読んでいると、容易にそのことばに同調する。たとえ、それが読んでいる人自身への非難であっても、批判する心を用意せずに読んでいると、いつのまにか同調し自省していたりする。
何かを聞いたり、読んだりするとき、頭から拒否しようとしてかかるのは論外だし、否定的に見てかかるのも良いとはいえない。が、人とはそういう状態に陥りやすいものだ、という心構えぐらいはあるほうがいい。
また、権威ある人が、こういうことばを使う人は信用できない、とするなら、そのことばが不都合な何かをあらわにするのかもしれない。使ってはいけないのは、むしろ権威のほうだろう。権威に従うことしかしない者はかざした権威にのみひかれ、それ以外の者は権威などかざさずとも内容にひかれる。

言うまでもないが、話しことばであれ、書物であれ、人に何かを訴えようという思いがあるからこそ語りもするし、文字にもする。そこには、自分以外の他人になるべく多くの影響を与えたいという切なる願いがある。だから、手をかえ品をかえ口説く?のは当然で、聞き手や読み手の意思と判断で『良き』を受け入れ『悪しき』をはじくしかない。
とかく日本人は長いものに巻かれるのを好む。が、いかに身分の上下や生活の格差があろうとも、自分も他人もみな平等に権利がある。それが制限を受けるのは他人の権利を不当に侵す場合に限られる。それらは、当然、善意の見せかけにうまく隠されているが、完璧に隠せば意図は遂げられない。必ずどこかに本音がかいま見える。
相手の意図を察する力をつける努力はもちろん、この話し手や著者は、このことばで人の思想を必要以上に変えようとする意図を持っていないか、と、身構えてかかるくらいでいい。欲得ずくの社会で、その用心なしに何かに取り組むのは無謀という。それでもなお心に響くものは案外にある。
[ 2007.5.29 ]
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